スマホアプリをダウンロードするときってアプリの評価を見てから選びますよね?
ダウンロードが無料だとしても他の人の使用感とか評価は気になるところ。
タクシーアプリも日本に一つしかなければ比べることもないけど主要なアプリだけでも4つほど。
各アプリの評価はチェックしてからダウンロードしたいですよね。
ここでは各アプリの評価コメントから共通している内容を4つほど抜粋。
アプリだけの問題じゃない点がありますが
タクシーアプリのかかえる評価点についてチェックしてみてください。
代表的な意見(コメント)を事前に知ることでタクシーアプリを利用する準備ができると思います。
タクシー運転手の経験がある筆者が、運転手側の事情も考えつつ、お客様が付けた評価とコメントについて考察していきます。
ぜひご覧ください。
タクシーアプリの評価・口コミのコメント欄を徹底解剖【知っ得な知識】
アップルストア(App Store)
グーグルプレイ(Google Play)
のアプリのダウンロードページにある評価欄。
アプリ利用者の感想が書かれており、評価が5段階でつけられています。
タクシーアプリも他のアプリ同様に評価欄があります。
タクシーアプリの評価コメント欄を見てみてください。
たくさんのコメントが寄せられているのを確認できます。
ここからは代表的なコメント4件について徹底解剖して記事にしました。
配車アプリの【良】レビューがクーポンコード記載ばかり
タクシーアプリの評価で「良」の評価のコメント欄
ほとんどが友達紹介すると割引が受けられるクーポンコードの紹介コメントばかり。
・タクシーアプリをダウンロード
・支払い方法をアプリ決済にする
(クレジットカードやQR決済を登録)
・タクシーを呼ぶ前にクーポンコード入力欄からコードを入力
・コード入力後にタクシーを呼ぶと割引サービスが受けられる
・クーポンコードを使ってタクシーを利用するとクーポンコードを教えた人も割引サービスが受けられる
コメント欄で目立つのはクーポンコードばかりなのは
実際に
特別書くこともなく
問題なく
タクシーを利用できたということでしょう。
【評価低いコメント】運転手の言葉遣いが悪い
評価が悪いコメントのひとつ、
「運転手の言葉遣いが悪い」があります。
会社所属(法人)のタクシー運転手は接客(接遇)の研修がありますので基本的に一定レベルの対応ができるはずです。
・会社を出たら上司の目もなく個人営業をするわけなので我が強い運転手がいるのも事実。
・運転手は自身の経験上、想定内の接客は問題になることはありません。
・突拍子もない要望、
(明らかに無理な時間を言われて)時間がないから急いでください
(車で走れない道を)以前は走ってくれたから走ってください
(信号が黄に変わるタイミングで)なんで停まるんだよ
◆運転手の中での常識が通用しないとき、言葉遣いが悪くなることがあるかもしれません。
「できないことを要望される」
個人営業のタクシーの仕事ですが、走行状況は会社に把握されています。
一般車も走る公道で仕事をしています。
道路交通法に違反することはできません。
できないことを要望されるのはお断りしなければいけません。
運転手によっては強めの言葉遣いになることも。
それは「要望を断るため」です。
お客様の要望を断るのにはパワーが要ります。
パワーの出し方が強めの運転手もいれば弱めの運転手もいるでしょう。
ただ、
お客様が道路交通法とか会社のルールを知っている前提で接客するのは違うかも知れません。
運転手には
できないことをお客様に理解していただく接遇のスキルが必要でしょう。
【評価低いコメント】不慣れな対応・決済時の不具合など
タクシーアプリの配車をしているにもかかわらず運転手が不慣れな対応をすることがあります。
「なぜ」でしょう。
あるタクシー運転手の嘆き
※ある日からタブレットが後部座席に到着された
※どんなCMが流れているのかさえ知らない
※タブレットを操作することはない
※QR決済をしたことがない
※タブレット端末がない車両もある
タクシー会社ごとに違いはありますが
アプリ対応の車両とアプリ契約していない車両がある
・(会社の都合で)運転手は自分の担当するタクシーにいつも乗れるわけではない。
・普段アプリ対応していないタクシーに乗っていると決済時にもたつくことがある。
・そもそも自分でアプリを使ったことがない。
・書面での通達は受けているが理解できていない。
今後の業界のためにタクシー会社とアプリ会社に求められることとは?
以下にまとめてみました。
※タクシーアプリ発展のために※
・タクシー会社内での研修を充実させる
・タブレット端末側の操作の展開
・すべての運転手がアプリのダウンロードをして操作を理解する
※タクシーアプリ発展のために※
・運転手の負担軽減;乗車時の操作の簡素化
・電話やチャットでの24時間トラブル対応
・決済方法の周知
【評価低いコメント】遅れてきた・道を間違えた
お客様からしたら
急いでいるからタクシーを呼んだのに「遅れてくる」とか「道を間違える」とかありえませんよ。
それなのに実際は苦情として挙げられています。
「なぜ」でしょう。
アプリ配車をして予定時刻が表示されるのに遅れてくる
なぜ?
・お迎え地までの道が想定より混んでいた
・ナビで向かっているが道が複雑で確認をしながら走行して遅くなった
・お迎え地点が違っていた(GPSの問題?)
お迎えに行く場所はほとんどが初めての場所になることが多いと思います。
そのため、走行ルートは不慣れなのはご理解いただきたいところ。
あと
考えられる問題としてはGPSの問題です。
スマホでタッチした希望地点と
タクシーの車内ナビ画面の地点が違う場合が報告されています。
地点がズレてしまっていた場合、近所をウロウロ探すことに。
※対策※
●配車依頼時に建物の名前とか、お店の名前とか、目印になるポイントを連絡しておくと良いと思います。
もう一つ。なぜ道を間違える?
ナビがあるのに道を間違える
なぜ?
・そもそもナビが遠回りを指示することがある
・行ったことがない場所
・目的地があいまい
アプリで配車依頼をすると運転手へ目的地も伝わっています。
そのため、乗車時に目的地の説明をする必要がありません。
タクシーのナビにルートと目的地が表示されているからです。
ただ、
ナビがクセモノ。
基本的に主要な大通りを指示するため、遠回りになることも。
※遠回り対策※
●お客様が知っている道を指示する方法
●運転手の知っている道を走る方法
運転手が行ったことがない場所。
お客様も知らない場所・あいまいな記憶・初めて行く場所。
そんな場合は、アプリ配車でなくても道間違えのリスクが高くなります。
昔と違って手探りでの走行ではなく、車のナビを頼りに走行することになるでしょう。
基本的にナビは大通りを通ります。
結果的に遠回りだったなんてこともあるかもしれません。
※道間違え対策※
●運転手が知らないエリアがあることを理解する
●事前にタクシー料金の目安がわかるので抜け道などはあきらめてナビにおまかせ
【打開策】タクシー会社とタクシーアプリ会社の連携強化
評価コメント4件・・・
1⃣コメント欄はクーポンコードだらけ
2⃣運転手の言葉遣いが悪い
3⃣不慣れな対応・決済時の不具合
4⃣遅れてきた・道を間違えた
ここまでご覧いただきありがとうございます。
タクシーアプリの評価コメントを4件ほどまとめて解説しました。
業界の事情を知ることで納得できる点もあったのではないでしょうか?
「業界のことなんて知ったこっちゃない?」
そんな意見も聞こえてきそうですが知っておくだけでトラブル回避ができることもあります。
タクシー業界で抑えるべき点のひとつ
タクシー配車アプリの会社と
タクシー会社は契約(提携)しているだけで同じ会社ではありません。
例えばプレイステーションとかのゲームソフトの場合、
ゲームシステムの苦情を販売店に訴えても苦情を言う相手が違うってことと同じです。
販売店にはゲームシステムについての対応はできません。
ゲームソフトを作った会社が対応しなければならない問題です。
だからと言って
タクシーアプリを使うタクシー業界に譲歩するつもりはありません。
タクシー利用に困ったお客
対応に困っている運転手さん
苦情になる事案に対してリアルタイムでの処理対応ができるような改善が必要です。
タクシー会社とタクシーアプリ会社がいままで以上に密に関係を作り、アプリの利用促進につなげていくこと。
それこそがタクシー会社の無駄をなくすことになり
タクシーアプリ会社のシステム向上、使用感アップにつながっていくんです。
・数多くの利用者様に使っていただいているタクシーアプリですが、未だにダウンロードをしていない方が多くいらっしゃいます。
・S.RIDEのように関東で集中的にサービスを展開しているアプリがありますが、地方こそ望まれているタクシーアプリ。
・スマホを購入する時にデフォルトでスマホにダウンロードされていれば良いと思いませんか?
・たくさんのユーザーが使うことで配車の精度が上がり、わかりやすい支払い方法などが確立されることでしょう。
今後タクシーアプリがどんどん使われるようになり、
ここで挙げてきた苦情や不満などが解消されることを願っています。